フリースクール東郷事業計画書
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フリースクールの必要性
ここ数年、コロナ禍の影響もあり多くの子どもたちが既存の教育システムに適応しにくいケースが増えてきた結果、年々不登校の子供が増え続けています。
このような何らかの事情で学校に行けない・行きたくない子どもたちには、学校以外の受け皿が必要であり、心理的なケアやサポートのある環境など個々の子どもの状況に応じた支援が大切です。
そんななかで子どもの自由や個性を重んじながら、子どもが学び育つ機能をもち、不登校の子どもたちにとって社会との接点をもつ場所としてのフリースクールが必要とされています。
2. 当法人が手掛ける理由
①東郷町の不登校児(小・中学校)は令和元年度と令和5年度(3月)と比較すると、71人⇒161人と倍増(126.7%)しており、全生徒数における不登校率は3.9%は全国平均(3.2%)を大きく上回っているが、現時点では東郷町にはその受け皿としてのまだフリースクールがない状況である。
➁現在の教育は様々なものを与えすぎているので、知識や答えを教えるのではなく、様々な体験の中で勉強の仕方、学び方、その必要性を感じられるような教育の場が必要である。
③地域の資源である子どもたちの多様な才能や興味を育むために、自由な学びの環境を提供し、教育への新しいアプローチを探求することで、子どもたち、さらには地域の未来をより豊かにするため。
3.当法人が目指すフリースクール
不登校のお子さんの目指す最終的なゴールは、必ずしも再び学校に通うようになることとは限りません。
かつては、不登校の児童に対して「学校に通えるようになること」が目標とされていましたが、現在では「社会的に自立すること」を目指すべきで、そのための支援や働きかけをすることが求められています。
また、不登校の子どもが教育を受ける機会を確保するための法律である「教育機会確保法」では、不登校のお子さんの状況に応じて必要な支援が行われるようにするよう定められています。
当法人は、不登校の児童が学校以外の学びの場を得ることは、お子さんにとって当然の権利と考え、子どもの個性と主体性を尊重し、子ども一人ひとりにとって最もよいことは何かを第一に考え、将来社会に参加するためのステップとしてフリースクールを開設します。
4具体的な目標
フリースクールでの教育により、以下のような人間形成を図ることで、児童たちが社会に対して貢献する個人として、自己実現と共に幸せな人生を築くことを目標とします。
①生き抜く力と生きている恩恵(現在の教育・感謝。道徳となっている・・知識ではない)
➁優秀・立派な人を作るのではなく、自立して社会全体に貢献できる人を作る
③生きることはつらいことではなく楽しいこと感じられ、大人になることに希望を持てるような人生
5. 対象となる子ども:
小学1年~4年生
学校に行けない(マイナスの動機)でから通うのではなく、自分らしい豊かな人生を得る(プラスの動悸)で通うフリースクール
6. 具体的な事業の内容
当法人のフリースクールは子どもたちが自らの可能性を信じ、自己の価値を理解し、創造的で思考力豊かな成人として成長するために以下のものを提供します。
1)地域全体で支える子供の学び
多様な子供・大人と関わる機会、やってみたいことをやれる環境
(2)体験的な学び
本物に触れる、自分の意志で動ける
(3)個に応じた学び、子供の居場所
安心できる人・場所、夢中になったことをやり続けられる場所、
★具体的なもの
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自己表現や芸術活動の機会、社会参加プログラムなど
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地域での人・もの・こととのつながり
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子どもを囲いこまない多様性のある教育
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楽しいだけの遊びの場ではなく、学ぶための遊び
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自分で考え、じっくり取り組める環境
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本物に触れる機会
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認め合い。₊助け合い、支え合い、高め合える場
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子供たちが自らの考えや興味や好きなことを発表する場
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体験学習や対話を重視し、学びをより実践的で身につくものにできる場。
(1)地域全体で支える子供の学び
多様な子供・大人と関わる機会、やってみたいことをやれる環境
(2)体験的な学び
本物に触れる、自分の意志で動ける
(3)個に応じた学び、子供の居場所
安心できる人・場所、夢中になったことをやり続けられる場所、
これらのものを提供することで子どもたちは自己肯定感が高まり、自分の興味に基づいて学ぶことで自己成長を体感し、協力や共感を育むため、社会的なスキルや対人関係も向上する
◎開校場所 愛知県愛知郡東郷町諸輪富士見台 一戸建て 令和5年11月より使用可能
◎開校予定 令和6年4月から 週3日~4日開校予定
◎位置づけ 学校と家庭以外の第3の居場所
◎名称 ゆめなみ(案)
由来:「ゆめ」は夢を、「かなみ」は波を意味します。色んな世代が夢と波のように学び成長するフリースクール
◎運営/責任者
特定非営利活動法人ノーマ 責任者 副理事長 比嘉浩二